福岡県との共同事業(平成25年度)

活動実績

視覚障害者の職業といえば、あん摩・鍼・灸の「三療業」が中心であったが、パソコンなどの情報支援機器を利用した職業に就きたいと考える視覚障害者も増えてきた。
しかし、視覚障害者がパソコンなどを利用した仕事ができると考える企業は極めて少ない。また、障害者の就労を支援している機関や団体についても、視覚障害者の就職分野の拡大方策について、ノウハウの確立や情報の共有化が図られているとはいえず、「三療業」以外の分野に就労は広がっていない状況である。そこで、今回のこの事業は以下の3点の実施により視覚障害者の就労を支援するとともに、継続的な視覚障害者の就労支援体制を作ることを目指すものである。

  1. 企業や就労支援機関に対する視覚障害者の職業能力の理解を促進するための事業の実施
  2. 視覚障害者の就労支援のための課題や手法、具体的な就労事例をまとめた手引書の作成
  3. 視覚障害者の就職を支援するための高度な情報処理技術と職業意識を修得するためのリカレント教育の実施