この事業は、視覚障害者のパソコン資格取得支援を目的に、ヤマト福祉財団より助成を受けて実施しました。事業内容としては、スクリーンリーダー(PC-Talker)を使ってエクセルやワードを操作し、ビジネス文書の作成やエクセルのデータ活用の方法を身に着け、日商PC検定「ビジネス文書作成3級」と、「データ活用3級」の資格取得を目指すための講座(Word:40時間、Excel:40時間)を行いました。
総仕上げとして、 「日商PC検定」ビジネス文書作成3級(Word)、データ活用3級(Excel)の受験を行う予定でしたが、データ活用の方は、システムの都合で、受験の準備が整っていないため、まだ実施されていません。
しかし、「ビジネス文書作成3級」(Word)では、2名の合格者を出すことができました。
この講座の教材は、特定非営利活動法人北九州市視覚障害者自立推進協会あいずが開発した対策テキスト等を使わせていただきました。
このテキストの知識問題については、新たに問題の追加や修正、科目別に振り分け等も行って、更に充実した教材にしました。さらに、今年度より行なわれる予定であった、データ活用(Excel)の為の教材では、視覚障害者に理解しにくい、セルや表、グラフなどのイメージを掴むために、触図や点図による教材を開発しました。